「子どもを転校させようかと思うのですが・・」
不登校のお子さんをお持ちのご両親から
ご相談されることがあります。
親子関係によって、離れて暮らした方が
子どもの成長にとって良いのではと考えたり
お子さんが持つコミュニケーションの苦手さを
もっと鍛えられるのではと期待されたり
いろいろな動機があるようです。
もちろん、
本人の意志がどうかをきちんと確認するのは当然ですが
環境を変えることが子どもに良い影響を与えるのではと
考えること自体は理解できることだと思います。
親御さんとしては
転校先の学校でもっと人にもまれたら
子どもが人とより積極的にかかわれるようになるのではないか?
将来、社会に出て行かなければならないのだから
今からそうやって鍛えておく必要があるのではないか?
などのメリットを考えられるようですね。
ただ、やはりここで
考えておかなければならないことがあります。
それは
メリットと同時にデメリットも生じる可能性がある
ということです。
特に
お子さんが対人関係の苦手さを持っておられる場合
転校そのものが
新しい人間関係に入っていかなければならないことが
ハードルになることは実際によくありますし、
新しく入った先の人間関係が合わなかった
というケースもないわけではありません。
そのため
転校先でもうまくいかなかった場合
お子さんはさらに失敗体験が重なってしまい
自信をなくしてしまうことは十分にあり得るのです。
そして、一番起こって欲しくないことは
「またダメだったの」
「だから、お母さんは(お父さんは)反対だったんだ」
などと、
誰かが誰かを責める事態に陥ってしまうことです。
こうなると、一番心を痛めるのはお子さんです。
親御さんが落胆してしまう気持ちは
もちろんあっても自然なことかもしれません。
でも、
せっかくお子さんのためを思ってやってきたのに
結果的に、家族みなが悲しい思いをすることになるのは
避けたいですよね。
まずは、
メリット・デメリットを十分に検討した上で、
お子さんともよく話し合って決めてくださいね。
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