愛着の問題を抱えている人の中には
自分に対して過酷なほどに批判的な方が
いらっしゃいます。
他人が客観的な視点で見て
「起きたことは仕方がなかった」
「その状況では誰もが避けられないことだ」
と思うことであったとしても
「自分の落ち度だ」
と、自分がなすべきだったことを
考え続けることがあります。
起こった出来事をきちんと振り返る
という意味では
とても大切なことだと思います。
けれど、もし堂々巡りになっていて
先に進めなくなっているとしたら
一旦、立ち止まってみませんか。
そして
自分に問いかけてみてください。
自分に対して思いやりを持てているだろうか？
問いかけたら
深呼吸してリラックスしてみましょう。
リラックスできたらイメージしてみてください。
もし、あなたのような人が身近にいたら
あなたはどう接するでしょうか？
自分にしていたように批判しますか？
おそらくあなたは
あたたかい眼差しで気遣いや理解の言葉を伝えて
相手が立ち直れるようにしようとする
のではないでしょうか？
そのときあなたは
どんな表情で
どんな言葉で
どんな声で
相手に語りかけるでしょうか？
きっと
穏やかな表情で
優しい言葉で
ゆったりしたトーンの声で
語りかけるのだと思います。
それをそのまま
あなた自身に向かって伝えてあげてくださいね。
自分に伝えたらどんな感じがするでしょうか？
暖かく、穏やかな気持ちを感じられたら
しばらくじっとそれを感じてみてください。
もし、「危険」を知らせるアラートが
敏感に反応して混乱してしまう時には
落ち着きや冷静さを取り戻せることに
つながるといいと思います。
ただ、重荷に感じたらやめにして
あなたのペースを大切にしてくださいね。
