【不登校】子どもが問題を人のせいにする理由は・・?

「お母さんが~してくれなかったから」

「家の環境が悪いから」

 

子どもが学業など色々な問題に対して

こう言って人のせい、周囲のせいと

不満をこぼすことがありませんか?

 

 

もちろん内容が正当で

聞き入れたいものもあると思いますが、

 

必要な持ち物を忘れたとか

子どもが自分で簡単に解決できるような

小さなことだったり

 

学業成績や友達とのやりとりなど

本来子どもの領域のことでも

上のように周囲に責任転嫁することがあります。

 

 

 

あまりこの点に注意を向ける人は

少ないようですが

 

実は

このタイプのお子さんが無自覚に感じていることに

ある共通点があります。

 

 

それは・・・

 

自分にはものごとに対処できる能力がない

 

ということです。

 

 

つまり、これは自信のなさや自己肯定感の低さ

言い換えることができるものです。

 

 

お子さん自身はこのことをはっきりと

意識していないと思いますが

 

学校の先生や友達などが

お子さんのどこか自己卑下する部分とか

同年齢の子よりも少し精神的に幼い印象

という形で気づいていることもあります。

 

 

では、一体どうしてこうなるのでしょうか?

 

 

 

実は、こうした感覚が生まれるのは

 

親御さんが先回りして

子どもの行く先々の穴を埋めたり

障害を取り除いてくれている

 

 

つまり、過保護・過干渉の場合が考えられます。

 

 

過保護・過干渉によって

お子さん自身がつまづきや失敗に直面するという

生々しい体験がどうしても乏しくなってしまうと

 

大人になってからのあらゆる場面で

 

小さな壁を乗り越えられなかったり

すぐに落ち込んで立ち直りに時間がかかったり

 

するようになります。

 

 

お子さんは問題にぶつかると誰かが対処してくれる

という感覚が身についているので

 

手探りであっても自力でどうにかしようとする前に

自信のなさや不安が前面に出てきてしまうのです。

 

 

それは親御さんの本来の願いでしょうか?

 

決してそうではないと思います。

 

 

親子関係が過保護・過干渉になる理由は

いくつかあると思いますが

 

親御さんの不安や不満・トラウマなども

かなり反映されているように思います。

 

例えば、

子どもの頃いじめられて悔しい思いをした親御さんが

心身を強くするスポーツを子どもの好みや意志にかかわらず

させようと考えることもありますし

 

学歴で肩身の狭い思いをした親御さんが

子どもは絶対に有名大学を卒業してもらいたい

と考えることなどもそうです。

 

 

もちろん

親は誰でも多少なりとも

自らの人生や心を子どもに投影するものです。

 

しかし

小さな問題にぶつかる度に落ち込んだり

立ち直りにすごく時間がかかったり

ストレス耐性が低くなってしまうと

 

親御さんが避けようとした壁や障がいを

お子さんが乗り越えられる胆力さえ

奪ってしまうことになりますね。

 

 

もし、お子さんの年齢にそぐわないような

周囲への不平・不満があるとしたら

 

少し親子関係を見直す時期だと

教えてくれているのかもしれません。

 

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