「子どもがワガママを言うとイライラします」
子育てや不登校の悩みの中で増えているお話です。
あなたも同じように感じたこと
ありませんか？
イライラが募ると子どもが可愛いと思えなかったり
冷たくしてしまったり
叩いてしまったり
することもあるかもしれませんね。
そうすると
「私はダメな母親・・」
自分を責めてドンドン辛くなっておられる
お母さんも少なくないかもしれません。
けれど、どうか母親としてのあなたに
もっと自信を持ってください。
あなたが子どもにイライラするのは
あなたが悪いのではなく
「投影」という心の働きがあるからです。
「投影」というのは
本来は自分が持っているものを
相手に投げかける心の働きです。
つまり
あなたが子どもにイライラするのは
あなたがしたくても出来ないでいること
あなたが求めているけど叶っていないこと
これらのことを目の前の子どもがいとも簡単に
やってのけるからなのです。
いかがですか？
例えば
十分に甘えられなかった人は
子どもが甘えてくるとイライラしやすいです。
自由に気持ちを表現できなかった人は
子どもが感情豊かでいるとどうしたらいいか
分からなくなってしまいます。
あなたはどこかで
甘えるのは悪いこと
自由に生きてはいけない
相手に不快な思いをさせてはいけない
等々の思い込みを持っていませんか？
そして
自分に対しては我慢ばかりを強いて
満たされなさをどこかで抱えながらも
一方では
「子どものために」と
何でも自分を後回しにして
「いい親」になろうと頑張りすぎて
いませんか？
もし、少しでも当てはまるなら
その子どもへのイライラは
あなたが必要としているものを教えてくれている
と言うことができます。
もちろん
こんなことを書いている私にも
イライラが無いわけではありません。
子どもには十分に甘えさせてあげたいと思う反面
度が過ぎるとしつけが出来ないのではないかという
心配も出てきます。
また、自分が疲れていて余裕のない時には
誰だってイライラは出やすいでしょう。
けれども
イライラが顔を出してきた時に
「目の前の子どもが私を怒らせる！」
と感じるのと、
「ああ、そういえば私最近自由な時間が少ないな」
と感じるのとでは、
大きな差があるのではないでしょうか？
甘えてくる子どもにイライラするなら
あなたの中の甘えを満たすことも
考えてあげましょう。
自由な子どもにイライラするなら
あなたが世間の価値観に縛られて
息苦しくなってしまっていないか
少し振り返ってみましょう。
子どもへのイライラを感じたら
“今、私には何が必要かな？”
いつもあなた自身へ問いかけられるといいですね。
あなたが幸せなお母さんでいられるのを
願っています。
