不登校の状態
非行がある
摂食障害で悩んでいる
無気力に陥っている・・
子どもが何らかのSOSを発していて、
それが長期間に渡って続く場合が
あります。
親御さんや学校の先生が
何とか良くなるよう手立てを探して実行する
こともありますが、
残念ながら
そこでつまづくこともあります。
たとえばですが、親御さんが
0か100かで考える傾向が強かったり
自身の両親との関係が
どうしても子どもとの関係に反映されたりすると、
子どもの表面的な言動をトリガーにして
実際とは不相応で最悪な未来を想定したり
親御さん自身の不安や恐怖を
子ども以外の相手と処理できなかったりして
結果的に
その感情が子どもに向かいます。
発達障害や愛着障害と呼べるものも
あるでしょうね。
もし、親御さん自身がそのことに少しでも
気付かれていれば
解決へ向けての取り組みに
アクセルがかかると思います。
ただし、ここでもハードルが生じるケースが
あります。
それは、こんなメカニズムが起こっている
場合です。
子どもの問題行動そのものがあることで
ある意味では
安定した現実
が維持されている場合です。
言い方を変えれば、
子どもがそうやって症状を
出してくれているおかげで
子ども以外の他の人たちは
避けたいことから逃れられたり
直面するのはコワイことに
直面しなくてもよかったりして
問題を感じながらも
そのままの日々を維持できる
そんなことが起こっていることも
あります。
もちろん、誰もそうしようと思って
やっている訳ではないのですが、
結果的には、全体を眺めてみると
そのように理解できることがあります。
変化することは、
たとえ良くなる過程であっても
恐いものですよね。
直面したくないことや避けたいこと
というのは、
子どもの表面に現れている問題
ばかりを見ている時には
ちょっと見えづらいかもしれません。
だって、
見たくないもの
嫌悪していること
ですし、
そこを見ていくとなると、
自分はどうなってしまうんだろう?
みたいな怖さが生じるからです。
もしかしたら
あなたもそんな感覚を抱いたことが
あるのかもしれません。
でも、大丈夫です。
前に進んでも、決してあなたが
どうにかなってしまうことはありません。
私もこのコワさを何度も体験してきました。
でも、自分にとって安全な場が
心の作業を支えてくれます。
だから、もしも今そんな怖さを
ちょっとでも感じているような人は
そろそろ時が来ていますよ
というサインだと観てもいいのでは
ないでしょうか?