不安がなくならないのは・・?

「何年も悩みを解決しようとしてきたけれど

いつも不安です・・」

 

悩みを克服したい、とか

嫌な症状を減らしたい、と願って

 

いろいろな本を読んでみたり

自己啓発のセミナーに参加したけれど

 

いつも不安で自信のない自分がいる。

 

結局、悩みが解決したのかどうか分からず

また別の本に手を出す・・。

 

そうしているうちに、

「自分は何をやってるんだろう?」

 

努力が報われないイラ立ちとか

自己嫌悪の気持ちが出てきてしまう・・。

 

 

 

 

 

 

 

こうした事態に陥る理由は

知識の詰め込みに偏っているから

です。

 

今、何か欲しい情報があれば

片手で、いつでも簡単に見つけられる時代ですよね。

 

それに、新しい知識を得られることは楽しく

充実感や満足感にもつながると思います。

 

私も色んな学びに触れるのが好きなので

これはよく分かります。

 

ただ、頭に入れるだけ

思考ばかりに偏ると

 

「不安」が大きくなります。

 

そして、そうならないためには

行動することが重要になってきます。

 

行動すると言っても

いきなり大きなことに挑戦するのではなく、

 

どちらかといえば、ホンの小さなこと。

 

学んだことを実際にやってみます。

 

やってみて、実際に

あなたの身体の感覚を通して体験する。

 

これがとても大事です。

 

人に話してみるのもOKです。

 

そうしてアウトプットすることで、

不安は減り、自信がついていきます。

 

 

 

 

 

 

こんな話があります。

 

あるアフリカの国で戦争が起きていました。

 

実際に戦火の中を助け合って生き延びた人々よりも、

安全な難民キャンプでTVやラジオからの情報に触れて

生活していた人々の方が

 

恐怖や怒りなどに苦しめられたというのです。

 

私はこの話を知って

もう、めちゃくちゃ反省というか

肝に銘じたことがあります。

 

それは

情報と現実の間には解離があること

身体の感覚や肉体的な実感の大切さ

 

の二つです。

 

言わば、当たり前のことかもしれませんが、

 

TVやネットからの情報というのは

自分が直接体験したものではありません。

 

今この記事を読んでいるあなたにも

私の表情や息づかい、パソコンを打つ強さなどは

全く伝わりませんよね。

 

情報と現実の間

 

そこに想像が生じます。

 

きっと、先に出てきた難民キャンプの人々も

現実に戦争を身体で体験したのではなく、

メディアからの限られた情報から

多くの想像を巡らせたことでしょう。

 

難民キャンプの人々は

現実から切り離された恐怖の幻想に

苦しんだということかもしれません。

 

まとめると

 

情報を得て思考ばかりに偏ると、不安が高まる。

そうならないためには

小さな行動に移して身体で体験することが大事。

 

この時代を生きる一人として

私もそのことを忘れないようにしたいと思っています。