「こんな自分はダメだ・・」
そう感じる時ありませんか?
何か失敗をした時にはもちろん、
その出来事が
自分の能力と直接関係がなくても
自分の責任で起こったことでなくても
人は自分を責めてしまうことがあります。
言葉で思う人もいれば
イメージが出てくる人もいますし、
身体が固まるとか
身体反応として感じる人もいます。
アダルトチルドレンや愛着障害の方は
こういった自責の傾向が強いことがあります。
もちろん、頭では
人は誰もが完璧な存在でないことは
分かっているんです。
・・・でも、責めてしまう。
自責、自己批判・・
そこに行きついてしまうのですよね。
そうなると
自信がなくなったり
抑うつ感や無価値感が強くなったり
家事や仕事、子育てなど生活の
パフォーマンスが落ちてしまったり・・
マイナスの影響が生じてしまいます。
それなのに
どうしてそんなに
自分を責めてしまうのでしょう?
実は自責には、
自分以外の誰かへの怒りを直接表現できず、
怒りを自分へ向け変えた結果
という側面があります。
自分以外の誰かというのは
多くの場合、親であったり
自分をいじめた相手だったり
します。
自分を不当に扱った相手に対する怒り
自分を軽んじた相手に対する怒り
本当はあなたの怒りは正当なものなのに
直接、相手に怒りを表現できない理由が
ある場合
あなたは怒りをグッと押し殺したり
感じた瞬間にないものとしたり
あるいは
感じないようにするしかなかった
かもしれません。
もしも、直接怒りをぶつけたら
何倍にもなって返ってくるかもしれない
可能性が高かったり
もう、愛されないのではないか
見捨てられるのではないか
そんな恐れがあったのかもしれません。
そうやって
グッと抑え込んだり
感じなくした怒りは
消えてなくなることはありません。
なくならずに
あなたを責めたり、批判する形で
姿を現すのです。
ええ?そんなことあるの?
って思われるかもしれませんね。
でも、それは
自分を守る一つの方法
として知られています。
だから、自分を不当に責め続けたり
自己批判を止められなかったら
あなたの正当な怒りを
無視してこなかっただろうか?
って問いかけてみてください。
もし、そうした体験があったなら
自分を責める代わりに
本当は誰に何を言いたかったのか?
あなたの本当の思いを
知ってあげてくださいね。