自信がない
自分なんか・・
自分は何か欠けているのではないか?
多くのクライエントの方々が
自己に対するこのような感覚を
持っておられます。
できればそんな風に感じたくないですね。
それらが理由となって
これまでの人生で失ってきたモノが
たくさんあるかもしれません。
あなたはいかがですか?
挑戦したくても諦めてきたもの
チャレンジしたけど、途中で身を引いたこと
必要以上に我慢してきたこと
それだけではありません。
カウンセリングやセラピーもそうですが、
自分をケアする機会を目の前にしても
一歩を踏み出すことにブレーキがかかってしまう
こともありますね。
あなたはそんな自己感覚を
「弱さ」だと思っているかもしれません。
もし、そうだとしたら、待ってください。
単に「弱さ」とか「なければいいもの」と
捉えるのではなくて、
その「弱さ」だと思っていることにこそ
宝があります。
「弱さ」=まだ見ぬ宝
そこに、めちゃくちゃ重要なメッセージが
隠れていることがあります。
そして、それと向き合うことは
真の「勇敢さ」なのではないでしょうか?
多くの場合、親や先生などからの影響は
強く受けているものですが、
それは、辿っていくと
戦後の日本を支えてきた価値観に
辿り着くこともあります。
つまり、あなたの悩みや症状は
歴史的な負の遺産という面もある。
そういうことです。
だから
一人の悩みや症状は
多くの人に共通するものでもあるのです。
私にも、です。
もちろん、自分の「脆弱性」と向き合うのは
コワイですよね。
もしかしたら、痛みを感じなければならない
かもしれない・・
もしかしたら、傷つくかもしれない・・
誰だってそんなことは避けたいものです。
避ける気持ちが優位になったら、
「どうせセラピーを受けたって・・」
「今じゃなくてもいいかな・・」
「忙しい」
「時間がない」
「お金がない」
そうして人は理屈で理由をつけます。
とってもよく分かります。
私だって、あなたと同じただの人間です。
何も特別なことはないのです。
傷ついた過去の話をするのは恥ずかしいから
できたらしたくないと思うこともあります。
けれど、今の私があるのは
やっぱり自分の弱い部分を丁寧にケアしてきたから。
だから、避けたいと思っている、そのことも
丁寧に汲み上げていきましょう。
変わりたいと願うあなた、も
痛みを感じたくないあなた、も
まだ迷っている途中のあなた、も
全員が来られているのだと思っています。
自分の「脆弱性」と向き合った先に
真の変化がもたらされます。