「カウンセリングは、いつ受けたらいいですか?」
ご相談者から、このような質問を受けることが
あります。
それは
あなたが「受けてみようかな」と思われた時が
受けるタイミングです!
ただ例外として
あなたが家で暴力を受けているなど
安全が確保されていない場合は
まずは安全な生活環境を確保することが
当面の課題になることはあります。
おそらく、多くのカウンセラーが同じように答える
のではないかと思います。
ただ
そうだとしても、助けを求めることに躊躇してしまう
ということも結構あるようです。
その理由としては
初めてカウンセリングを受ける方は
やはりすごく勇気が要るからです。
カウンセリングと言っても
基本的には人と人が対話をするということで
何かものすごく特別なことをするわけではないのですが、
オンラインだったら
最後の「申し込み」ボタンを押すときに
ものすごく力が入ってしまうということもあるでしょう。
これは私自身にも経験があり
(人一倍緊張して慣れるのに時間がかかりました)
多少は理解しているつもりです。
また
過去の出来事で長い間苦しんでいる人は
周囲からの「いつまで昔のこと気にしてるの?」
などの言葉にさらに傷つき、
助けを求めることに対して
「自分が弱いだけなんじゃないか」
「逃げになるのではないか」
などの思いに囚われて
サポートから遠ざかってしまうこともあるようです。
必要なサポートが、必要な人の元へ届かない
というのは本当に残念なことなのですが、
実際、私も過去に同じような体験をしたことがあります。
やはり苦しみというのは心の中にあったら辛いので
外に出よう、出ようとするのです。
だから、それが顔を出してくると
私は人にポロっと打ち明けたくなったり
日常の出来事からそちらの苦しみを思い出したり
するのです。
でも相手はそんなこと知りませんし、カウンセラーでもないので
「なぜ今そんなこと?」
という感覚になって
「気にしすぎなんじゃない?」
「そんなことは忘れて、もっと前向きに行こう」
などと言ってくれるのです。
相手に悪気がないことがほとんどですが
こういった言葉に対して
「やっぱり自分がおかしいのではないか」
と、さらに自分を追い込んでしまうことはあります。
もしも、あなたが同じような体験をされたなら
相手の言葉はちょっと足元に置いてみて
あなたがどうしたいのかを大事にしてくださいね。