カウンセリングやセラピーで
身体へのアプローチが有効だと
考えられるようになってきています。
親子関係など、人との関係性でのトラウマで
悩んでおられる方
それから
不安やうつ、パニック
身体の症状がある方など
対象は様々です。
これまではいわゆる「対話をする」
というやり方が一般的でした。
そちらに馴染みのある方の方が
まだまだ多いのかもしれません。
けれど、辛い体験を話し続けることで
フラッシュバックが誘発されるという
弊害もあります。
また、
「からだ」はよく知っている!
のです。
からだ=無意識の領域
ですから、
からだの声を聴くことは
私たちの潜在意識へアクセスすること
とも言えます。
マインドフルネスなどの瞑想を
体験したことがあれば
似た部分もあります。
馴染みのない方は
戸惑われることもありますが、
日々のちょっとしたエクササイズで
コツをつかまれます。
私たち人間は、元々、
日常での体験をうまく
「からだ」と結び付けて表現しています。
肩身が狭い
吐き気をもよおす
胸騒ぎがする
咀嚼できない
息をのむ
胸が張り裂けそう
…etc
それらは全て
私たちの感情が含まれています。
お母さんのお腹にいるときからずっと
安心や不安、ストレスから来る
多くの感覚や感情をからだで感じてきているのです。
でも、忙しい毎日をやり過ごすため
スピード社会で効率よく物事を進めるため
私たちは多かれ少なかれ
自分の身体を忘れて
思考優位で生きていると思います。
子どもに
「早くしなさい!」
と、毎朝言ってしまう…
いくら遅刻するからと言っても
朝ごはんも喉が詰まって進まない…
私たちの身体って、
機械のようなスピードで動けません。
分かってはいるけど
世の中、忙しいですよね。。。
そうしたところから少し距離を取って
内側を注意深く観察してみる。
すると、日々感じていることが
ふと上がってきたり、
感じていないと思っていたことに
逆に気づいたり。
それとか、
元々持っていた「答え」に辿り着く。
そうしたことも起こってくるかも
しれません。
不思議ですよね~
でも、内側と言われても
雑念ばかりが浮かびあがってくることも
あるかもですね。
要は、
頭で考えたことよりも
からだが導いてくれることがありますよ
ということです。
どうしても頭で考えた原因と結果を
今の気持ちに当てはめてしまいがちな私たち。
それが「正解」なんだと
どこかから言われているような。
それから
思考が絶対の事実なんだと
思いがちな私たち。
時には、からだに聞いてみる。
そんな時間を持ってみても
いいのではないでしょうか?