考え方を変える、カンタンでない理由

人とうまくかかわれない

自分に自信が持てない

常に不安や心配がつきまとう

 

こうした生きづらさを抱えている人は

同時に

 

自分を変えるために

ものすごく頑張っています。

 

私も過去には経験がありますが

本を読んだり、ネット情報を調べたりして

心理学やいろいろな知識が得られると

 

知識を得た瞬間は

ドーパミンの働きもあって

充実感や満足感を感じるものですよね。

 

けれど

それまでと同じ行動パターンや

嫌な感情に苛まれる時が

またやってきて

 

結局、何も変わっていないと

落ち込むというスパイラルを

体験する人も多いのではないでしょうか?

 

どうして、知識を得ても変われないかというと

人は意志の力だけで

行動を変えることはとても難しいからです。

 

特に、子ども時代に

虐待や不適切な養育(マルトリートメント)など

トラウマティックな体験をしている場合は

なおさらです。

 

自分は深刻な虐待を受けていない・・

そう思っていても

 

あなたが不快な気分にさせられたり

常に緊張している状態だったり

我慢ばかりを強いられていたり

 

そういった体験は

あなたの神経系に

あなたを生きづらくさせるクセを

作っていきます。

 

同時に、そうした記憶は

思考や理性を司る大脳新皮質ではなく

情動を司る大脳辺縁系

生命維持を担う脳幹の中に蓄えられるのです。

 

三つ目の生命維持というのは

呼吸や睡眠、心拍数の調整などです。

 

 

「脳」に興味のない方には

読みづらく感じさせるでしょうか?

 

要は、

知識を得たり、考え方を変えたりすることは

一つ目の新皮質の部分へはアプローチできますが、

 

より重要な残り二つの部分は

置き去りにされてしまうことになります。

 

だから、例えば

「次からはゼッタイにケンカしない!」

と、意志の力に頼って

 

心に決めたとしても、

 

何らかの刺激に反応して

怒りの感情がワ~ッと出てきて

 

同時に、呼吸が速くなって

手が震えだしたりして

 

また同じケンカになって

人間関係を損傷してしまうのです。

 

後で、冷静になって振り返ってみると

何を口走ったのかよく思い出せないことも

あるかもしれませんね。

 

不安やイライラ、怒りなどが

頻繁に継続していて

不眠やうつなどが出ていることも

あるかもしれません。

 

こうした理由から

考え方を変えるだけでは

行動まで変わることはとても難しいのです。

 

では、どうしたらいいのか?

 

それは

残りの二つの部分、

感情と生命活動の部分にもアプローチすることです。

 

つまり

「体験」ということの全てに

アプローチするのです。

 

そして、

そのための最大のヒントを教えてくれるのは

私たちの「からだ」です。

 

セッションの中で

「からだの感覚に気づいてみる」ことで

思いがけない発見があったり

 

最終的に考えが変わることもあります。

 

変えたい「考え」に真っ向から挑戦するのではなく

真実を知っているからだの声に

じっくりと耳を傾けてみる

 

そうすることで

あなたの「答え」に辿り着けるといいですね。